6月16日 月次祭

16日(木)月次祭を斎行申し上げました。御参詣者の氏子崇敬者さまに御礼申し上げます。

連綿として続く伝統行事の一つ「夏越の祓」(なごしのはらえ)の季節であります。昨年から “ 茅(ち)の輪くぐり ” の行事を致し、今年は神社役員様のご奉仕にて輪の直径を大きくして作っていただく事になりました。

今日では太陽暦(新暦)を使っていますが、夏といえば6月~8月をとイメージする方が多いと思います。因みに、陰暦(旧暦)と太陽暦では1ヶ月ほどのずれがあります。陰暦の二十四節気に当てはめると、「芒種 ぼうしゅ」6月5日(旧5月節) 麦刈り田植えを始めるの義、「夏至 げし」6月21日(旧5月中) 太陽の北上した極みの義、「小暑 しょうしょ」7月7日(旧6月節) 暑熱を感じ始めるの義、「大暑 たいしょ」7月22日(旧6月中) 酷暑の激しきの義、「立秋 りっしゅう」8月7日(旧7月節) 秋の気が初めて立つの義、「処暑 しょしょ」8月23日(旧7月中) 暑気去らんとするの義 この期間が陰暦では夏と言うことに・・・・・。

本来、6月は「夏越(水無月)の祓」【祓 はらえ】といいます。12月は「年越(師走)の大祓」【大祓 おおはらえ】といいます。祓いとは 心と身体の穢れを祓う(落とすこと)。人は生きているうちに邪な考えをしたり、悪口や不平不満を云ったり、悪い気を取り込んでしまうとか【穢れ】、知らずしらずに神や精霊の神域・聖域に入ってしまったりと【罪】、昔の人々は心と身体の罪・穢れを祓う為には1年を2期にわけて、1月~6月(夏越)7月~12月(年越)1年の半分を終えた6月30日(晦日 みそか)年が改まる12月31日(大晦日 おおみそか)に定期的にお祓いを行いました。 

茅の輪くぐりの意味 特に夏場は熱中症や食中毒をおこしやすい時期でもあり、体調を崩しやすい季節です。ですから昔の人々は 「病気が治り元気になりたい残りの半年を無事に過ごしたい」【身体健固】という “ 祈り(願い)”「無事に暑い夏を越せた・乗り切れた」【延命長寿】という  “  感謝 ”の意味もあります。この時期に神社参拝しますと、しばしば 茅(ちがや)という植物でつくられた大きな輪に遭遇します。これが、茅の輪です。この輪に一礼してから左足から踏み入れて順番に、左まわり、右まわり、左まわりと、 の形を描くように3度まわって、ご神前を拝礼して終る。

新宮神社では水無月(みなづき)の夏越(なごし)の祓へ(はらへ)する人は千歳(ちとせ)の命(いのち)延ぶというなりという和歌を唱えて潜ります。各地方や神社によって異なる。

この茅の輪の風習は そもそも、旅人に窶(やつ)した スサノヲノミコト【当社ご祭神】のために粗末ながらも一夜の宿を親切にもてなした蘇民将来(そみんしょうらい)。後にスサノヲノミコトからは その子孫には「蘇民将来の子孫です」と唱えて、腰に『茅の輪』をつければ疫病(危難・諸障り)から守護されることを約束された。 との教えから、『 備後国風土記(きびのみちのしりのくにのふどき)』所収の伝説に基づくものといわれています。

2016年6月22日 | カテゴリー : 宮司の徒然 | 投稿者 : shinguujinja